知足院東大寺の裏手にある知足院です。あまりご存知の方はいないかもしれませんが、私にとっては是非来てみたいお寺でした。 山の石段は何とも風情のあるところです。 少し朽ち果てた門が何ともいい感じでしょ。 誰もいらっしゃらないみたいです。 実はなぜここへ来たかったかというと、「ナラノヤエザクラ」という品種の桜の原木がここで、見つかったと聞いたことがあるからなのです。 「ナラノヤエザクラ」って、品種だって知っておられましたか? 「いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に においぬるかな」で有名なあのナラノヤエザクラって桜の品種だったのです。 それを聖武天皇がこの知足院の近くで原木をみつけられたのだそうなのです。 それで、探して探して探しまわったら春日野原始林のあたりに迷い込んでしまったのです。 そして、ついに見つけました。 石碑があったのです、やった~。 一つの目的は達成です。 つまり、お目当ては知足院というよりはこの石碑だったのです。 そして、もう一つの目的である実物もを見てみたいという思いで、次は奈良県庁のそばにあるらしい「ナラノヤエザクラ」を探しにいったのでした。 |